AMAS(自律神経メンタル評価システム)について
現代社会において「うつ病」や「不安障害」は全ての年齢層において、それぞれ特有の大きな問題となっています。
「うつ」や「不安」は自分自身ではそれを感じていても、周囲から理解されにくいことがあります。また逆に自分自身でも症状に気がつかない場合もあります。対応が遅くなると長期化また症状を悪化させてしまい、通常の生活にも支障をきたすことにもなりかねません。
当院では、自律神経測定としてAMAS(自律神経メンタル評価システム ※以下AMAS)を導入。「うつ病」や「不安障害」の早期発見、早期治療に役立てるため、AMASによる客観的な指標を加えたメンタル健康診断をすすめております。
AMASによるメンタル健康診断
健康な状態ではリラックス時には副交感神経活動が働き、思考している時には交感神経活動が働きます。ところが「うつ」や「不安」が強い状態では、そのバランスが乱れることが知られています。
AMASでは、脈拍から分かる3つの状況の変化に伴う自律神経活動の反応性を通じて、精神状態(バランスの乱れ)を調べます。
①リラックス時
②数字をいう課題を行っている時
③課題後のリラックス時
測定はご負担の少ない粘着タイプ。粘着タイプ小型ワイヤレス心電計の専用電極を胸に装着するだけです。
測定時間は約10分です。
GM3社のAMAS(Autonomic Mental Assessment System)
AMASは、リラックス時と乱数生成課題遂行によるストレス負荷時、ストレスからの回復時の三つの場面で心拍変動を計測することにより、状況に合った自律神経の調節機能を検査するシステムです。
うつ病では、心拍変動指標の異常が見られます。世界最小・最軽量級のワイヤレス心電計を胸に装着し、わずか10分で、二種類の自律神経である交感神経と副交感神経の指標の変化から、自律神経の調節の乱れを明らかにします。結果をもとに、うつ病の状態やリスクを知り、精神的な健康の維持や、疾患の早期発見を目指します。
※GM3社「AMAS」について